🩸冒頭:それは、世界の“裏側”へ繋がるルートだった
エレベーターで特定の階を押すと、
あなたの知らない“別の世界”へ行ける。
古いネット掲示板、YouTube、都市伝説まとめ、そして人づてに囁かれるこの話は、
日本のみならず、韓国、アメリカ、ヨーロッパにまで拡散された国際的な都市伝説である。
「10階建て以上の建物を使う」
「特定の階を押すと異世界に行ける」
「5階で女が乗ってきたら、絶対に話しかけてはいけない」
この奇妙な法則が、今も“試されている”。
そして実際に、戻ってこなかった者たちの噂も絶えない。
🔢セクション1:異世界エレベーターの概要
この都市伝説は、一種の“儀式”形式をとっている。
エレベーターという日常の装置を使い、異世界にアクセスするという構造だ。
特徴まとめ:
- 10階以上の建物を使用
- 誰にも見られず、必ず1人で実行する必要がある
- 階数の押し順が厳格に決められている
- 成功すると異世界に辿り着き、空の色、建物、時間感覚が異なる
- 戻れないこともある
異世界に行くための操作方法は、以下の通りとされている。
🛗セクション2:異世界へ行く“操作手順”
代表的な手順は以下のとおり:
- 10階以上の建物で、誰もいない状態でエレベーターに乗る
- 以下の階数ボタンをこの順番で押す:
コピーする編集する4階 → 2階 → 6階 → 2階 → 10階 → 5階
- 5階に到達したとき、謎の“女”が乗ってくることがある
- 彼女に話しかけられても、絶対に返答してはいけない
- 何もせずにいると、エレベーターは自動的に10階へ向かう
- 10階に着いたとき、そこは――
「現実とは異なる、異世界である」
戻るには:
- 再びエレベーターに乗る
- 元いた階数を逆順で押す
- ただし、“完全に元通り”に戻れる保証はない
🌆セクション3:異世界の描写とは?
異世界に行ったとされる人々の証言には、奇妙な共通点がある。
異世界の特徴:
- 外に出ると、「空の色が異常(赤黒、灰色)」
- 建物の看板がすべて文字なし(無地のパネル)
- 空気が重い、音がこもっている感覚
- 誰一人、人がいない
- 電波が入らない、スマホの時計が止まっている
- 自分の影が数秒遅れて動く
「確かに見たはずなのに、戻ってから誰にも説明できない」
「写真を撮ったけど、なぜか保存されていなかった」
こういった証言が、ネット上に多数存在している。
💀セクション4:5階の“女”とは何者なのか?
この都市伝説最大のポイントが、**5階で乗ってくる謎の“女”**である。
彼女の特徴:
- 無表情で、真っ白なワンピース姿
- 髪の毛は長く、顔の半分が隠れている
- 乗り込んだとき、静かにこちらを見つめる
- 声をかけてくることもあるが、返事をすると“永遠に戻れない”
彼女に関する噂:
- 「あの女は異世界の“門番”である」
- 「話しかけた者の精神を“向こう”に引きずり込む」
- 「実は“既に行って戻ってきた人間”のなれの果て」
📖セクション5:なぜエレベーターが“異世界”と繋がるのか?
この伝説の不気味さは、異世界が“エレベーター”という装置で繋がっている点にある。
考察①:階層=多次元世界のメタファー
エレベーターは物理的に上昇・下降を繰り返す装置。
これは、古来より「霊界」「地獄」「天界」といった階層構造の宗教観と一致する。
- 上昇 → 高次の存在界
- 下降 → 霊界・冥界
- 操作 → 儀式・選択
つまり、「階を押すこと」=「世界の選択」となる。
考察②:結界の成立
- 密室=魔術的な空間遮断
- 1人=集中した意識による呪的操作
- 順番=構造的“詠唱”
→ 全てが現代的な召喚儀式の構成条件を満たしている。
このため、「異世界エレベーター」は単なる怖い話ではなく、
現代における“実行可能な呪術”の一種と見ることもできる。
🗂セクション6:実際の報告・検証・動画例
YouTubeの検証動画(2015年〜2023年)
数多くの都市伝説検証系YouTuberが、実際にこの儀式を試みている。
- 階を押すと一部ボタンが反応しない
- 誰も乗っていないのに5階で停止する
- 天井のセンサーが“人”を検出
- 降りたとたん時計が3分進んでいた
しかし、これらの映像の多くは途中でカットされており、
最後まで検証し続けた動画はほとんど存在しない。
SNS報告例:
「エレベーターを出たとき、スマホが“圏外”になった。再起動しても戻らなかった」
「帰宅後、母親の顔が何か違う。声も微妙に変わっている気がする」
→ これは“完全には戻ってきていない”という現象なのか?
🔒セクション7:戻れなくなった人々
一部では、実際にこの儀式を試した後、失踪した者がいるという噂がある。
- 高校生の男子が、心霊スポットの廃ビルで儀式を実施 → その後失踪
- 投稿されたSNSは、最後の投稿が「10Fに着いた」とだけ
- 以後、連絡は一切取れなくなった
また、戻ってきた人の中にも、“元と違う世界”に戻ったのではないかと語る者がいる。
「細かいところが全部違う」
「自宅の鍵が合わなくなった」
「テレビのチャンネル配置が変わっていた」
こうした“微細な違和感”が、異世界から完全には戻れていない可能性を示唆している。
🧠セクション8:異世界エレベーターは現代の“情報呪術”か?
この儀式は、手順を知り、頭の中で再現した瞬間から作用するとも言われている。
- 情報に触れる
- 行動に移す
- 異常を体験する
これは、「認識した時点で呪いが発動する」という情報災害系の都市伝説構造である。
📌まとめ:この“世界”が正しいとは、もう言えない
あなたが今、立っている場所。
それは本当に“最初の世界”なのだろうか?
- 時計は合っているか?
- 家族や友人の顔に違和感はないか?
- 言葉のイントネーションが変わっていないか?
あなたはもう、戻ってこれていないかもしれない――
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