🩸 冒頭
深夜2時、あなたの部屋で“何か”が動き始める。
ぬいぐるみの中には、米と血。
ナイフを持って「もういいかい」と問いかけた時、
返事はない――はずだった。
でも、返事があった。
それは、あなたではない「何か」が、
この部屋にもう一人いるということ。
始めたら、最後までやりきらないといけない。
さもなければ、憑かれる。殺される。連れていかれる。
🧧 概要:「ひとりかくれんぼ」とは?
「ひとりかくれんぼ」は、日本で2000年代後半にネットを中心に広まった都市伝説的な降霊術・儀式です。
“自分以外誰もいないはずの空間”で、霊を招き入れ、一人でかくれんぼを行うという禁忌の儀式として知られています。
儀式そのものはゲーム感覚で紹介されることも多いですが、
その危険性については数多くの警告・怪異体験・後遺症の報告が存在し、
現在も「絶対にやってはいけない都市伝説」として語り継がれています。
📜 儀式のやり方(実際にネットに出回った手順)
⚠️※以下は情報提供のために紹介するものであり、決して実行してはいけません。
● 用意するもの
- 手足のあるぬいぐるみ(中に綿が詰まっているもの)
- 米(ひとつかみ程度)
- 自分の爪や髪(少量)
- 赤い糸(縫い合わせに使用)
- 刃物(カッター or 包丁)
- 塩水入りのコップ
- テレビ(できればアナログ放送のもの)
- 録画・録音機器(スマホで可)
● 手順(夜中の2時に開始)
- ぬいぐるみの背を裂いて中の綿を取り出す
- 代わりに「米」と「自分の爪・髪」を詰める
- 赤い糸で背を縫い、最後に刃物を抱かせておく
- 「最初の鬼は◯◯(自分の名前)」と唱えながら、風呂場にぬいぐるみを置く
- 自分は部屋に戻り、塩水を手元に用意する
- 2時になったら、風呂場に向かい「◯◯(自分の名前)が最初の鬼です」と宣言し、ぬいぐるみに刃物を刺す
- すぐに逃げて、家のどこかに隠れる
● 続き:「もういいかい?」の恐怖
隠れてから数分後、
「ぬいぐるみに向かって『もういいかい?』と心の中で唱えよ」とされている。
ここからが本番――
テレビがノイズを出したり、誰もいないはずの廊下から足音が聞こえたり、
ぬいぐるみが動いた痕跡が発見された、という報告が多数ある。
😱 体験談:実際に行ってしまった者たち
● 体験例1:大学生のA氏(関東)
「ぬいぐるみの場所が変わっていた」
朝4時まで隠れていたが、ぬいぐるみが風呂場からリビングに移動していた。
刃物が近くに転がっており、手がかすかに濡れていたような跡があった。
それ以降、部屋の壁に爪で引っかいたような傷が増え、
部屋を引っ越すまで夜眠れなくなった。
● 体験例2:中学生グループ(関西)
「実況してたスマホが壊れた」
TikTokで“ひとりかくれんぼ実況配信”を試みたが、
途中から配信が途絶え、端末がクラッシュ。
翌日、グループの一人が体調不良で倒れ、
「夢の中でぬいぐるみに追われた」とうなされ続けたという。
🧠 なぜ“効く”のか:呪術的構造の解析
ひとりかくれんぼは単なる遊びではなく、
構造的に伝統的な降霊術と一致する要素が多数含まれています。
要素 | 解説 |
---|---|
自分の爪・髪 | 呪術では“身体の一部”が霊的媒介として使われる |
米 | 日本古来の“供物”の一つ。神や霊に食べ物を与える儀式的意味 |
赤い糸 | 血や因縁を表す結界道具/人形の封印にも使用される色 |
ぬいぐるみ | 容器=依代(よりしろ)として霊が憑依する対象になる |
時刻(2時) | 陰陽道における「丑三つ時」直前=霊界との境界が最も薄い時間帯 |
つまり、この儀式は本物の霊を呼び寄せる“構造的完成度”を持つ降霊術と言えるのです。
🪦 危険性:終了儀式を失敗するとどうなる?
儀式には“終了の方法”が存在する。
これを怠ると、霊を部屋に留めたままになる可能性がある。
● 正しい終了手順(例)
- 塩水を口に含み、ぬいぐるみを探す
- 見つけたら、口の中の塩水をぬいぐるみに吐きかけながら「私の勝ち」と3回唱える
- そのまま焼却または廃棄する(可能であれば供養も)
この手順を誤った報告例では:
- 常に「誰かに見られている」感覚が続く
- 鏡に自分以外の“黒い影”が映る
- 親族や同居者に事故が起きる
などの二次災害が語られています。
📚 派生情報・考察
● 海外版:One-Man Hide and Seek
ひとりかくれんぼは、**海外でも「One-Man Hide and Seek」**として広まりました。
英語圏ではこの儀式が“実在のオカルト儀式”として紹介され、
YouTubeやRedditで数多くの動画・体験談が共有されています。
● 実話との境界
心理学者の中には、ひとりかくれんぼを
「極度の緊張状態と暗示が生み出す幻覚作用」と解釈する者もいます。
だが――
複数人で同時に“異常を感じた”体験談が報告されている以上、
それだけでは説明がつかないのです。
👁🗨 管理人の結論
「ひとりかくれんぼ」は、“都市伝説”を名乗るには構造が精密すぎる。
- 呼び出しの構成
- 儀式の材料
- 降霊・依代・供物の三位一体
まるで、古文書や密教の奥義書から抜き出したような“完成された呪術式”。
この伝説が広まった理由は、
「誰にでもできる」「試してみたくなる」手軽さと、
「絶対にやってはいけない」という背徳感――
その危険な魅力にあると考えられます。
ですがご注意を。
“あなたの代わりに”かくれんぼをしてくれる存在は、
ゲームが終わっても帰らないかもしれません。
📩 情報提供を求む
- 実際に「ひとりかくれんぼ」を行ってしまった方
- 異変を感じた/誰かが取り憑かれたと感じた経験
- 呪術や降霊術に詳しい方のご意見も歓迎します
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