「きさらぎ駅に着いた。ここはどこ?」――異世界へと続く“存在しない駅”の怪奇

目次

🩸 冒頭

2004年、深夜のネット掲示板に投稿された――
**「電車を降りたはずなのに、見知らぬ駅に着いた」**という言葉。

“きさらぎ駅”と名乗るその場所は、
地図に存在しない。鉄道会社も知らない。誰も迎えに来ない。

その投稿者はリアルタイムで状況を更新し続け、
突如、連絡が途絶えた。

いったいあの夜、何が起きたのか――


🧭 きさらぎ駅とは何か?

きさらぎ駅は、2004年1月8日、掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板に現れたスレッドで発生した異世界転移系都市伝説である。

投稿者のハンドルネームは**「はすみ」さん(はすみん)」**。
彼女は“普段通勤に使っているローカル線”に乗っていたが、
ある時点から様子がおかしくなり、次のように書き込んだ。

「降りるはずの駅を過ぎたのに、電車が止まらない」
「車内は無人、でも動いている」
「見たこともない駅、“きさらぎ駅”に着いた」

この一連のやり取りは、リアルタイムで記録され、
最終的に投稿者は謎の“トンネル”へと歩いて行き、
以後、消息を絶った。


📜 投稿の経緯と記録

以下、2004年当時の投稿を時系列でまとめた内容です。

時刻投稿内容(要約)
23:00頃はすみさん、帰宅途中で「降車駅を通過しても止まらない」と投稿
23:10他の乗客はおらず、運転手にも話しかけられない
23:20外は山道やトンネルばかり/電波が弱くなる
23:30「きさらぎ駅」と表示された無人駅に到着
23:45駅から降りるも、周囲に民家も人影もない/徒歩で線路を戻る
24:00以降「異様な気配がする」「誰かに呼ばれた気がする」
最後の投稿「トンネルを見つけたので入ってみる」「男の人が来た。話してみる」→ 以後、書き込み停止

🧟‍♂️ トンネルの中で何が起きたのか?

はすみさんの最後の投稿には、
「トンネルの中で見知らぬ男性に出会い、“タクシー代わりに”乗っていく」と書かれていた。

掲示板の住民たちは慌てて止めたが、時すでに遅し。

それ以降、彼女の書き込みは途絶え、連絡手段も途絶えた。

後日、彼女の安否を気にしてスレッドを見た者たちは、こう語った:

  • 「同じ時間に“きさらぎ”という言葉で検索するとPCがフリーズした」
  • 「場所を特定しようとした探偵のブログが削除された」
  • 「彼女の携帯番号を追跡していたが、途中で“存在しない端末”になった」

🧩 きさらぎ駅の特徴と構造

項目内容
所在地静岡県と名乗っていたが、詳細な地名は出てこない
駅の様子無人・照明なし・自販機なし・看板のみ「きさらぎ駅」
周囲の地形山道・線路・古いトンネル/街灯なし
時空の変化時間が曖昧/距離感が不自然/携帯の電波が断続的になる

👁‍🗨 異世界説とその後の類似事件

「きさらぎ駅」はその後、多くの異世界伝説の原型となった。
ネットでは“異空間に迷い込むトリガー”として、次のような要素が紹介されている。

  • 電車やバスに「眠って乗る」と時空がずれる
  • 無人駅や深夜の無人ホームは異界と繋がっている
  • “存在しない駅名”を聞いたら、目を覚ますべき

また、**「さの駅」「つきしま駅」「かたす駅」**など、
後追いで似た体験を語る投稿者も登場している。


🧠 管理人の考察:これはネット怪談なのか、それとも…

「きさらぎ駅」が特異な存在である理由は、
“物語”ではなく“実況”として語られたことにある。

  • 台本も構成もなく、リアルタイムで更新された恐怖
  • ネット住民が本気で助けようとする一体感
  • 最後の「誰かが来た」という不気味すぎる一言

この体験が多くの読者の心に焼き付き、
“ネット上で誰かが消えていった”という感覚が今なお語り継がれている。


📩 情報提供を求む

  • きさらぎ駅と似た場所・駅に降りた経験
  • 実在しない駅名を見た/聞いた/夢に出た
  • 電車内で異常を感じた体験

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